もう再びその村に着くまでたった四日間というところだった。気分が高揚すると同時に不安も感じた。もう少女は彼のことを忘れたかもしれない。あのあたりには羊の毛を売りにたくさんの羊飼いが通るのだ。
「どうってことないさ」少年は自分の羊たちに言った。「僕だって他の町にいる他の女の子に出会うんだから。」
しかしその心の底では、やはりどうってことあるのだということを彼は知っていた。そして、羊飼いたちも船乗りたちも行商人たちも、世界中を自由に旅する喜びを忘れさせることのできる誰かがいる町に必ず行きつくのだということを。
~続く~
短い・・・短いぞ第4節!不完全燃焼だけど、まあ明日にとっておこう。
テニスしたい。