2020年8月6日の朝8時半に成田空港に到着して日本に帰ってきました。成田空港でのことを少しだけ書きます。
情報は2020年8月6日現在のものであること、ご留意ください。
パナマから日本への帰り方に関する記事はコチラ。
質問票
機内で1枚の質問票を渡されて記入しました。よくわからないと感じた項目は空白にして進みました。後から検査員の人から確認されて回答したところ先方で記入してくれました。
抗原検査
航空機を下りてしばらく進むと、「成田空港で日本に入国するのか」と確認されます。そうだと答えると抗原検査の順番に待つようにと言われます。椅子に座って10分くらい待ったかと思います。
それから進むとサーモグラフィがあり、その先に検査員の方がいて、質問票を提出していくつかの質問を受けます。なお僕は質問票に素直に「薬を飲んでいます」とチェックを入れていました。数日前から少し熱っぽい感じがしていて、体温計で測っても熱はなかったけど予防的に薬を飲んでいたのです。その場で体温を測ることになり、37.1度で、「うん…」という一瞬の間の後で、通常通り抗原検査に進んでくださいと言われました。
なおサーモグラフィの手前には抗原検査の手順のビデオが流されていました。Youtube上でも見ることができます。（8月2日まではPCR検査でしたが、8月3日から現行の抗原検査へと変更になったようです（NHK News Web））。
ちなみに抗原検査、これが意外な曲者でした。やり方はビデオのとおりなんですが、所定の量というのがけっこう多い。梅干しとレモンの写真が貼られたシュールな囲いに入って唾液を採取するのですが、１回出して容器を見て道のりの長さを感じました。しかも厄介だったのは、なかなか出ないからペペッと頑張って出すんですが、それで提出しに行くと少し色がついていて「タンが入っているかもしれないので取り直してください」と言われてしまい（汚くてすみません）、結局もっと苦しむことになりました。もちろんその場で水を飲むことはできません。着陸する前くらいに水を飲んで口を潤しておくのが良いと思います。
唾液の提出後、整理番号や他の質問票を含む何枚かの紙を渡され、さらに進むと検査員の人たちに口頭の質問をうける箇所が2つほどあります。紙を渡したり少し記入させられたりしているうちに僕は手荷物をひとつ置き忘れましたのでご注意ください（係りの人が気づいてくれました）。
（なお到着後の外出自粛期間をどこで過ごすのかという質問を2～3人の検査員からされましたが、「民泊です」「Airbnbです」という回答に対する反応が「それってウィークリーマンションみたいなものですか？」だったのが驚きでした。いずれも他の検査員と話して「大丈夫みたいです」と進ませてくれたので、問題はないのですけど。ただただ、驚きでした。）
この後、抗原検査の結果待ちスペースに到着です。僕は45分くらい待ったと思います。近くで検査員が質問に答えているのが聞こえましたが、「乗客の数などで時間は大幅に前後する。1時間前後ということもあるが昨日は最後の人の結果が出るまでに4時間くらいかかった。」「唾液が少なくて検査結果が出ない場合がある。そうすると再度検査してもらうことになる。」とのことでした。僕が着いたのは現行検査になってまだ4日目というタイミングだったので、時間とともに運用も最適化していくことを期待したいものです。
7～8人ずつ整理番号が呼ばれ、ひとりずつ検査結果が渡されます。僕は微熱のこともあり不安でしたが、陰性でした。陽性だった場合にどうなるかはわかりません。
進んでいくと入国審査エリアに着きます。
入国審査以降、空港を出るまで
全て通常通りです。
飛行機が着陸して機外に出たのが8時30分ごろ、到着ロビーに出たのが10時20分ごろだったので、全部で2時間弱かかったことになります。同じ時刻の到着者数によっても違うのだと思います。僕のケースでは、その時間帯に到着した航空便がどうやら僕の乗っていた1便のみで、成田空港から入国する人数は30人程度だったと思います。たぶん、早かったのだと思います。
ハイヤーの予約時刻よりも早く外に出られたので、荷物を宅急便に預けたりコーヒーを飲んだりして過ごしました。成田空港内のサービスは閉まっているものも多かったですがそれなりに開いてるな、とも思いました。ただ他のお客さんが情報カウンターで問い合わせているのが聞こえましたが、auショップは撤退したそうで、一時休止だけでなく大小の影響が出ているのは確かそうです。
自粛生活
今は快適な自粛生活を送っています。日本における新型コロナウイルスに関する水際対策強化（新たな措置）に定められている通り「不要不急の外出を避け」つつ、混雑していないだろう時間帯にササっと食料品なども買い物に出かけています。
「保健所等による健康確認」のためにメールアドレスを伝えてありますが、帰国4日目の現在までのところ一度も連絡は来ていません。まあ既に陰性という結果はもらえているので、確認されなくても構いませんが。
終わりに
今回の帰国にあたっていろいろな人に「安心した」「気を付けて」などの声をいただきました。ありがとうございました。おかげさまで無事に帰国できました。いただいた思いやりのバトンを、これから帰国される方に回します。ここに記した自分の経験が少しでも誰かの役に立てば幸いです。
今は2週間の自粛生活をしていますが、4か月以上のあいだ外出が禁止された生活をした後なので、天国のようです。2週間が終わったら、富山の実家に帰ります。