錬金術つかい 寛訳を終えてのまとめ1・翻訳編

錬金術つかいの連載を昨日で終えました。2020年4月18日から6月13日まで、57日間での取り組みとなりました。あらためて、読んでくださった方、見守ってくださった方、ありがとうございました。

錬金術つかい(寛訳57・完)(“El Alquimista”)

少年は名をサンチアゴと言った。見捨てられた小さな教会に着いたときにはもうほとんど夜になっていた。シカモアイチジクはまだ用具室にあり、そしてまだ朽ちかけた天井の隙間から星たちを見ることができた。かつてここに羊たちといたことそして穏やかな夜だったことを思い出した、あの夢を除いては。

錬金術つかい(寛訳55)(“El Alquimista”)

「夢についてのある物語を君に話しておきたい」、錬金術師は言った。
少年はその馬を近づけた。
「古代ローマで、ティベリオの時代に、とても善良なある男が住んでいて二人の息子がいた。ひとりは軍人で軍隊に入ると帝国のもっとも辺境の地域ばかりへと送られた。もうひとりの息子は詩人でローマ中をその美しい詩で喜ばせていた。」

[pickup] Why Self-Driving Cars Might Make Traffic Worse

自動運転技術が個人所有の車両に適用された場合、徒歩もしくは自転車で行けるような場所にも空車を送って物の送り届けや受取りを済ませる、あるいは駐車料金を避けるために空車に道路上を走行させておくなど、都市部では総走行量が倍増するとの推計も。いかに個人利用でなくシェア利用で展開していくかが重要。

[pickup] In Japan and France, Riding Transit Looks Surprisingly Safe

日本とフランスのCovid-19感染者クラスターに公共交通機関がないことに関し、短時間しか乗車しない公共交通でクラスターを同定する困難も認めつつ、マスクの着用、最小限の会話、短い乗車時間と適度な換気が何らかの好要因かとの推測。ニューヨークでは100人以上の地下鉄関係者が死亡、ロンドンでは37人が死亡。ロンドン他の都市ではバス運転手のエリアをテープで乗客と隔離している。